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の他・おまけ~ No1

祝日のおはなし
① 祝日のおはなし

日本だけでなく世界の国々では、その国の伝統や文化・歴史に由来した日を祝日として定めています。

日本の祝日も、古来の伝統や文化・歴史を伝える大切な日です。昭和23年に定められた「国民の祝日に関する法律」により、その記念する日を「国民の祝日」と名づけられました。

しかし今は三連休を増やす目的で、伝統文化や歴史の由来を考慮することなく、月曜日を休日にしたりしているので、祝日の意義が次第に薄れつつあります。現在の国民の祝日は下記一覧表の通りです。(令和6年)

節供のおはなし
② 節供のおはなし

節供には「五節供」といわれる5つの節供行事があります。
古く宮中では、節目の日に”節会”(せちえ)と呼ばれる宴が開かれていました。それをもとに出来たのが「五節供」です。

人日の節供(じんじつのせっく)「七草の祝い」 ― 1月7日

七草粥は有名ですよね!古く中国では、正月の七日に人を占うという習慣があったことから、「人日の節供」と呼ぶようになったとか・・・

日本では、この日に若菜を神さまにお供えしていましたが、中国では”人日”に七草のお吸い物を食べて無病息災を願う風習があり、それと重なって”七草粥”を食べるようになったとか。

七草粥には、寒い季節を乗り越えて芽を出す若菜の力強さにあやかりたいとの願いが込められています。

上巳の節供(じょうしのせっく)「ひな祭り」 ― 3月3日
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雛人形を飾り、よもぎ餅をお供えし女の子の成長と健康をお祝いする行事です。

古く中国では、3月初めの巳の日を上巳といい、その日に川で禊をする風習がありました。

日本では、田植えの前に田の神さまを迎えるため人の形に切り抜いた”人形”を海や川に流す祓いの行事がありました。「流しびな」もその風習のひとつ。

端午の節供(たんごのせっく) ― 5月5日

端午とは、月の初めの午の日を指し、5月に限っていませんでしたが、次第に5/5を端午の節供とよぶようになりました。元々は、苗を植える役目の早乙女が身体を清め田の神さまを祭る行事でしたが、魔よけにお供えされる菖蒲と尚武をかけて甲冑を飾るなど次第に男の子の節供として広まりました。

七夕の節供(しちせきのせっく)「七夕まつり」 ― 7月7日

 織姫と彦星が年に一度だけ天の川に橋をかけて会うことが出来るという星祭の言い伝えで親しまれています。

古くは、食物の成長を神さまに感謝する収穫祭と、お盆に祖先の御霊をお迎えする前に棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる娘が御霊の衣服を織り、棚に供え村のけがれを祓う行事でした。

そこに中国から星祭の風習が入り、笹竹に願いを書いた短冊を結びつけて祈る、という行事へと変化しました

重陽の節供(ちょうようのせっく)「菊まつり」 ― 9月9日

中国の思想で、縁起のよい陽数(奇数)の最大値である9が重なることから”重陽”と呼ばれ、めでたい日とされてきました。

中国の「この日に高い所に上り菊酒を飲めば災いが避けられる」との故事が日本に伝わり、宮中では菊の花びらを浮かべた菊酒をいただく節会が開かれます。

家庭で特別な行事を行うことは少なくなりましたが、この時期になると各地で菊まつりや菊花展が開かれています。

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